トータルで支払うコストが高くなりがち

注文住宅はメリットが多い反面、デメリットもいくつかあります。まず大きな問題となりやすいのが、コスト高です。注文住宅は文字通り間取りから設備に至るまで全て自分の希望を取り入れることができます。一生に一度の買い物だからと一つひとつの設備に費用を掛け過ぎて、トータルのコストが予定よりオーバーしてしまうケースも少なくありません。外観、内装共に同じ物を作る建売と違って、建設に関わる人手も増えて完成までの期間も長くなりやすいと言われています。全ての場所にこだわるのではなく、自分の中で譲れない部分と妥協できる点を決めるメリハリが重要です。設計から完成までの期間をできるだけ短くすることが費用を抑える秘訣になります。

事前のイメージと違う場合がある

不動産会社が設計、施工を行って完成した物を販売する建売物件は、購入者が事前に内見をした上で判断することができます。一方で注文住宅は図面の設計から始める家造りのため、自分が頭の中で描いているイメージと実際の出来上がりに違いが出ることも多いのが実情です。イメージと異なる家ができてしまうのは、確認作業を行わずに業者に全て丸投げにすることが原因に挙げられます。家の建設は間取りによって若干の違いはありますが、工期の目安は2ヵ月から半年です。建設途中で気になる点があれば、不動産業者や施工会社の責任者に話をして、その都度変更ができます。できる限りこまめに足を運んで、自分の目で確認することがトラブルを避けるコツです。